五福会 ごふくかい コラム
五福 着物を着て街を歩こう!『五福会』会員募集中! 着物が好きな方、呉服を沢山持っている方
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会長のごあいさつ

前略

我が町八王子はかつて織物に支えられながら旺盛を極めた一大都市でした。
いつしか、時は過ぎ21世紀になりその面影は微塵もありません。それは、誰しもがそう思いながら、暮らしに追われていることと思います。その八王子のノスタルジーに触れてみたいと思いませんか、八王子にある大学の学生に教えてあげるのもいいと思います。八王子が栄えたころのノスタルジーをミニスカートの女子大生やパンツスーツのお嬢さん、そしてカギをじゃらじゃらさせてピアスした青年に感じてもらいたいものです。

「そうだ。きもの(着物)です。」
これをツールにして八王子を演出できないか。
普段の日に八王子の駅前から八日町の信号まで歩いたら、いつになく着物を着た人に出会う道すがらは何かいい感じではありませんか。そんな八王子の街中を夢見るためにはどうしたらいいか、とにかく箪笥の肥やしになっている着物を着て外出してもらいたいと考えました。

甚だ勝手ではありますが、着物を着てくださっている方を応援していただければと思います。
たとえば、着物のバザーの際には使わない着物用品を出していただくとか、お店をなさっている方には利用金額の割引や粗品の進呈、何かサービスしていただきながら、着物を着る機会が増えるようにしたいと考えています。

突然に恐縮なお話をさせて頂きましたが、「着物でノスタルジーな八王子を少しでも甦えさせる。」この信念に免じて、不作法はお許し願いながら、ご協力をお願いいたします。

草々


五福会とは…。

着物や和雑貨などが好きな人の集まりです。

・着物を持っているけど、習い事や発表会にしか着た事がない…。(女性55歳)
・ちょとした時に着物を着て出かけると、近所の方に「どちらへお出かけ?」と特別扱いな日になってしまい、大袈裟なイメージが…。(女性40歳)
・お茶の習い事以外に着物を着たい。(女性47歳)
・お母様から頂いたお着物…。出かける予定がない…。(女性28歳)
・最近の若い男子の方が、お洒落で着物や、和雑貨を身につけているのを見かけるようになりました。私も粋に着こなせたらいいな…。(男性63歳)

 

などと、お話が以前から上がっていました。
そこで織物の街八王子を拠点とした「着物を着て街を歩こう!」と言う企画を立ち上げました。
企画者がいろんなイベントを企画し、着物好きな方を誘って遊びに出かけましょう!と、2009年夏に「着物を着て高尾山に登ろう!」と言う企画を行いました。
メディアに取材もして頂き、楽しい山登りとなりました。

意外にも八王子の方だけではなく、近郊の方も参加して頂き、この会が大きくなったらいいな、と思っております。

他の地域でも着物を着てのイベントなどが行われていますので、今後は一緒にイベントを共有しても面白いと考えております。

多くの皆様にご賛同頂けるように、「呉服会」だと重苦しいので「五福会」と名付けました。明るく、楽しい会になることを祈っております。

五福会企画一同より


 

 


コラム

今回は「呉服」と「三国志」について

呉服は、和服の別名。
中国の三国時代に呉の織物や着物の縫製方法が日本に伝わったことでこう呼ばれている。

または中国の時代区分のひとつ。
220年に後漢の献帝から魏の曹丕へと禅譲が行われて後漢が滅亡してから、265年に魏が晋の司馬炎へと禅譲が行われるまで、あるいは280年に西晋が呉を討伐し中国を再統一するまでの時代を指す。史書『三国志』の扱う、黄巾の乱以降の後漢末の騒乱期(184〜220)も含めて考える場合もある。
おおもとは中国の三国時代(220〜280)の歴史を記した書・陳寿『三国志』の事を指す(陳寿の三国志は、簡略に過ぎると言われたために後に裴松之によって注釈が付けられ、現在では裴注を含むものが一般的な三国志のテキストになっている)。

現在の日本では、羅貫中『三国志演義』や、それを元に生み出された諸作品(たとえば吉川英治『三国志』、横山光輝『三国志』)を指すことが多い。
一口に三国志といっても、指し示すものは必ずしも同じではない。そのため、陳寿の歴史書のことを「正史三国志」、吉川の小説を「吉川三国志」、などと呼ぶことで区別している。
歴史書の「三国志」(正史三国志)も小説「三国志演義」も魏・呉・蜀の三国の興亡を描いているという点では変わりはないが、正史三国志では魏を正統として記述しているのに対し、三国志演義は蜀を正統とする視点から描かれている。

日本では吉川英治や横山光輝の影響で「三国志=三国志演義」という状況が長く続いていたが、漫画メディアなどをきっかけとして1990年後半ごろから正史三国志の人気もあがってきた。
なお日本において陳寿が編纂し裴松之が注釈を加えた正史「三国志」の和訳は、筑摩書房から出版された『世界古典文学全集「三国志」』のみ。これはちくま学芸文庫で文庫化されているので一般書店でも気軽に購入可能である。